まんがで読破『人間失格』②
「人間がわからない」と感じ、「自分ひとりが変人」と考え、そのため「悟られない様
に笑い」そして、本当のことをひと言も言わず、孤独を抱えた。でも、女にはモテた。
自分に寄付いてくる女達とは違う、完全孤立な女に恋して、ふたり入水自殺を図った。
自分一人が生き残った。友人の堀木に言われた「世間が許さない」というセリフに
「世間とは?君じゃないか?」「世間とは個人なのだ」と悟る。その後、やがて、
自分を信頼してくれる女と出会い、幸せを願い結婚した。堀木と、対義語や同義語の
言葉遊びをするインテリな人間であるが、感情のバランスの崩れた弱い人でもある。
「情事、二匹の動物、これもまた人間の姿」と悟りながらも、妻の不貞から人間不信が
再び起こり、酒を飲み、睡眠薬で自殺を図り、喀血し、薬にハマり、中毒患者になり、
廃人に。。。